【体験記】シミ取りレーザーの経過を専門家が写真付で全部説明
最近気になるシミが増えてきたと悩んでいませんか?
このシミさえなければ!!と思う事ありますよね。
メディカルスキンケアスペシャリストのMarikoです。
そんなあなたの為に、今回の記事は
美容皮膚科ナースの私が「シミ取りレーザーの経過」写真付きで全部説明するよ!
ということで書いていきます!!
これを読めばシミ取りレーザーの全てがわかり、疑問も全て解決します。
写真は友人・家族に協力してもらい実際のものを使用していますので参考にしてください。
シミ取りレーザーが効くシミとは?
「シミ」と一言で言っても、実は色々な種類があります。
そして、当然ながら治療方法も違ってくるんですね。
まずは自分のシミは「シミ取りレーザー」で取れるシミなのか。
そこから見ていく必要があります。
①老人性色素斑
日焼けや老化によってできてくるシミです。
「老人性色素斑」なんていう嫌な名前がついていますが、老人でなくてもできます。
早ければ20代後半くらいからできてくる人もいます。
はっきり、ここにシミがあるよ!とわかりやすい場合がほとんど。
一般的に「シミ」といえば、このシミの事ですね。
あなたのシミがこのタイプだったら、この記事を最後までしっかり読んで知識を付けましょう♪
②肝斑
「肝斑」という言葉はもうおなじみになってきているかもしれませんね。
30代、40代の女性に多く見られるもので、この写真のように、もやっとくっきりしない感じで出てきます。
頬骨上にでてくるものが多いですが、眉の上や鼻の下、頬の下の方に出てくる場合もあります。
このタイプのシミには、絶対にシミ取りレーザーをしてはいけません!
刺激すると、さらに濃くなってしまいます。
もしあなたのシミが肝斑かもしれないと思ったら、こちらを参考にしてください。
③雀卵斑(そばかす)
キャンディキャンディでお馴染みの(古すぎて知らない人もいるかもですね)、そばかす。
白人によく見られます。
日本人でも、肌の色が白い方にそばかすがある方がいます。
5〜6歳の幼児期からでき始めることが多く、成長とともに増え、思春期に濃くなる傾向があります。
このそばかす(雀卵斑)も、シミ取りレーザーで治療できないことはないのですが、顔全体にたくさんある場合が多いので、ダウンタイムを考えるとあまりおススメの治療法とは言えないところです。
実は、そばかす(雀卵斑)にはフォトフェイシャルがかなり効果を発揮します!
フォトフェイシャルはダウンタイムもほとんどないので、こちらが圧倒的におすすめ。
詳しくはこちらを。
④遅発性太田母斑(あざ)
こちらは一見シミのように見えますが、「あざ」の仲間です。
よく見ると茶色というより灰色のような色をしています。
20歳あたりから出てくることが多く、よくシミと間違われます。
この遅発性太田母斑は、普通のシミより深いところに色素があるため、塗り薬や飲み薬は効果がありません。
実は、この遅発性太田母斑の治療にもシミ取りレーザーが使われます!
ただし、シミよりも深い部分にあるため、パワー設定が違ってきます。
健康保険を使って治療できるので、自分がこのタイプだと思った場合は、保険診療も行っているクリニックを受診することをおすすめします。
「シミ」と一言で言っても、種類が色々あるとわかっていただけたと思います!
では、どんどん行きましょう!
シミ取りレーザーの種類
シミ取りレーザーと呼ばれているものには何種類かあります。
検索してみたら色々出てきて迷う!という方もいると思います。
一般的によく使われているのはこちら。
- Qスイッチルビーレーザー
- QスイッチYAGレーザー
- Qスイッチアレキサンドライトレーザー
どれを選んでも大丈夫ですよ!
ただ、最近よく耳にするようになってきた「ピコレーザー」。
こちらはシミの治療にはあまりおススメしません。
効果がないということではなく、シミに対してピコレーザーを使う場合の設定が非常に難しい為、医師が効果を出せる設定にできる知識と経験が必要になってきてしまうからです。
ピコレーザーは今のところ、タトゥー(入れ墨)除去目的で使われる場合が多いです。
シミ取りレーザーの料金
料金も、治療をしたいと思ったときには大切なポイントになってきますよね!
ここもしっかり読んで押さえておきましょう。
カウンセリング料金
自由診療のみの美容クリニックですとカウンセリングはほとんどの場合、無料になっています。
料金がかかるか心配な場合は事前に問い合わせておきましょう。
保険診療と自由診療の両方を行っているクリニックですと、ドクターの診察があった場合は保険の初診料が発生する場合がほとんどです。
その場合、3割負担の方で約1,000円程度です。
シミ取りレーザーの料金
自由診療ですのでクリニックによりばらつきがありますが、
直径1cmのシミで約10,000円+税
というのを目安にしてもらうといいと思います。
都心に行けば料金も高くなり、郊外に行けば少し安くなるということもあるのですが、おおよその目安は上の料金を参考にしてもらっていいと思います。
シミ取り後に使う薬やテープ代金
シミ取りレーザー後には必ず薬やテープが必要になります。
通常1週間から10日間ほど使用します。
料金は1,000円前後程度。
処置代の中に含まれている場合もあります。
その他かかる料金
痛みが苦手で麻酔のテープやクリームを使う場合にはその料金もかかってきます。
数百円~1,000円程度の場合がほとんど。
また、レーザー後の色素沈着を早く良くするためのお薬を使う場合もあり、これは数千円程度のことがほとんどです。
と思った方がほとんどではないでしょうか♪
こんな安くて簡単だったらもっと早くやっておけば良かった!!という方かなり多いんです。
シミ取りレーザーは痛い?
シミ取りレーザーの痛みは、お顔の上でゴムをパチンとはじかれた感じです。
ほとんどの方は少しアイスパックなどでクーリングして行えば、それほど問題ない程度。
どうしても痛みが苦手な方は、テープやクリームの表面麻酔が使えますので心配いりません!
また、レーザー照射後も少しヒリヒリしたような感じがしますが、30分~1時間程度で落ち着きます。
この痛みは、アイスパックなどで冷やすと和らぎます。
レーザー照射をした当日に、お風呂で暖まりすぎたり、お酒を飲んで血流が良くなったりすると、少し痛みがぶり返しやすいので、痛みが苦手な方は避けましょう!
シミ取りレーザーの経過
実際にシミ取りレーザーをするとどんな経過をたどってキレイになっていくのかを見ていきましょう!
①レーザー照射
レーザーを当てるのはあっという間に終わります。
例えば1cm程度のシミだったら、1分もかからない程度です!
②シミ取りレーザー照射直後
照射直後は、こんな風に白くなっていたり少し擦り剝けたりします。
この後、数日かけて真っ黒なかさぶたがついてきます。
稀にかさぶたができない場合もあります。
それについてはこちらを。
③シミ取りレーザー1週間後
多少の個人差はありますが、シミ取りレーザー後の1週間〜10日程度でかさぶたが剥がれ落ち、ピンク色の皮膚が出てきます。
これで一旦シミがとれた状態というわけですね!
④シミ取りレーザー1ヶ月後
シミ取りレーザーから1ヶ月後あたりで色素沈着が出てきます。
一旦ピンク色になりシミが取れたと思った後に出てくる色素沈着。
ここで焦ってはいけません!!!
シミ取りレーザー後の色素沈着は、日本人ならほとんどの方に出ます。
焦らず正しいケアをしていきましょう♪
⑤シミ取りレーザー6ヶ月後
正しいケアを頑張って、ようやくシミ取りレーザーをした部分のお肌が、元の色に戻りました。
これで、シミが取れた!と言えるわけです♪
シミ取りレーザーは処置後のケアがとても大切になってきます。
テープはいつまで?レーザー後のメイクは?
レーザー照射後には、1週間程度テープと塗り薬、または貼りっぱなしでOKなテープを使用します。
どちらにしろ、1週間くらいは何かを貼って保護しておく必要があるという事です。
お化粧は、シミ取りレーザー直後から、テープの上からならしてしまって大丈夫です。
シミ取りレーザーをした部分に直接のお化粧は、かさぶたが取れたらOK(だいたい1週間~10日後くらい)。
ダウンタイムをなくすには?
シミ取りレーザー後にテープを貼って保護しなければいけない、そんなダウンタイムをなくしたかったら、上からお化粧する専用テープがおススメです。
透明なフィルム状になったテープで、貼っていることがほとんどわかりません。
また、レーザーの会社が出している、レーザー後専用のコンシーラを使うと、ほとんどわからないくらいしっかり隠せます。
試しに手にマジックで印をつけて、テープと専用コンシーラを使った写真です。
ほとんどわからないですよね?
顔だったらファンデーションも塗ると思いますので、さらに目立ちません。
これを使えばダウンタイムなしにできます♪
テープ↓
コンシーラはこちら↓
注意)このテープを使用する場合は、毎日取り替えません。
どうしても剥がれたら取り替えるようにしましょう!
無理に剥がすと、かさぶたを無理に剥いてしまうので注意。
シミ取りレーザーの失敗は?
シミ取りレーザーの失敗はどうなってしまうのか?も気になりますよね。
これもしっかり知った上でやるほうが安心ですね。
シミ取りレーザーの失敗というと、主なものは2つ。
- 火傷をしてしまった
- シミが取れなかった
どちらも、知っていればそれほど恐れることはありません!
火傷をしてしまった
稀に、レーザーを照射した部分が水ぶくれになるなど、火傷を起こすことがあります。
パワー設定が強すぎた、重ねてレーザーを照射しすぎた、などが主な原因です。
この場合でも、適切な処置をしっかりできれば跡になってしまうなどの心配はほとんどありません。
レーザーを照射してくれたクリニックをすぐに受診して、適切な処置をしてもらいましょう。
何日もあけてしまわずに、すぐに受診した方が経過が良くなります。
シミが取れなかった
本当にシミが取れなかったかどうかの判断ができるのは、色素沈着の時期をすぎてからです。
顔なら半年、体なら1年は様子を見ましょう。
間違ってもこの間にもう一度レーザーをするのはやめましょうね!
色素沈着にレーザーを当ててしまうと、更に強い色素沈着が出て、ずっと色が治りません。
日焼けに注意し、この後にお話しする色素沈着を早く治す方法を行いながら様子を見ましょう。
シミ取りレーザー後の色素沈着を早く治すには?
シミ取りレーザーをしたらすぐにシミがなくなると思っていた方がほとんどだと思います。
そこに来る色素沈着は、シミが取れなかったのでは?と心配になったり、このまま消えなかったらどうしよう?と心配にりますよね。
色素沈着を治し、少しでも早くシミがきれいに取れた状態にするための、プロからのアドバイスを書いておきます!
- 日焼けを徹底的に防ぐ
- ビタミンCを摂取する
- 美白剤を使う
この3つをしっかりやるようにしましょう!
1.日焼けを徹底的に防ぐ
シミ取りレーザーをした後に日焼けをしてしまうと、色素沈着が強くでてしまいます。
そして、そのまま日焼けを続けてしまえば、またシミになってしまうんです。
せっかくやったシミ治療。
効果を最大限に出せるよう、徹底的に紫外線対策をしましょう。
日焼け止めは1年中SPF50以上、PA+++以上のものを。
夏はもちろん、冬でも、雨でも曇っていても、家から出ない日でも使いましょう。
そんなことしたら肌に負担がかかる・・・と思う方もいるかもしれませんが、昔と違い、今は肌に優しいものもたくさん出ていますので大丈夫です。
こちらは肌に優しく皮膚科でもお勧めする日焼け止め↓↓
2.ビタミンCを摂取する
ビタミンCには抗酸化作用があるので、紫外線からお肌を守ってくれたり、色素沈着を落ち着かせたりするのにとても効果的です。
目安は1日1000mg以上。
毎日しっかり摂取して、色素沈着を早く落ち着かせましょう。
おすすめはコチラ。
ビタミンCが1000mg&医療用成分と同じ量のLシステイン入り(肌のターンオーバー促進)。
シミ取りレーザー後でなくても、美白を気にする方は飲んでおいた方がいいですね。
↓↓
【シミ改善】医薬品ビタミンC&Lシステイン
3.美白剤を使う
レーザー後の色素沈着を早く落ち着かせ、更にはシミを再発させないようにするためには、やはり美白のお薬であるハイドロキノンやルミキシルを使うのがおススメ。
めんどうな塗り薬は、基礎化粧品にハイドロキノンとビタミンCが含まれているものを使うと、手軽にケアできるのに綺麗に治ります!
市販のものでは効果がないため、ドクターズコスメを使うのが正解です。
これを使っているのと使っていないのでは、経過がかなり違ってきます。
こちらを参考に自分に合うものを選んでくださいね!
まとめ
シミ取りレーザーについて、どこよりも詳しく、どこよりもわかりやすく説明しました。
これであなたはシミ取りレーザーの知識がバッチリ付きましたね!
シミ取りレーザーは手軽で簡単にできる処置ですが、その後のケアが大切になります。
毎日のケアは大変かもしれませんが、せっかくやった処置の効果を最大限に出すため、ここで説明したことをしっかり実行してくださいね!
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