【知っておきたい】シミを消す塗り薬って何?市販のものでは消えません!
シミを消す塗り薬があるって知っていますか?
美容皮膚科でずっと働いている私には当たり前になってしまっているのですが、
意外と知らない方も多いんだという事に気が付きました。
今回の記事では、
「シミを消す塗り薬」
について詳しくお話していきますね!
シミを消す塗り薬の種類
シミを消す塗り薬といっても、実はいくつか種類があります。
- ビタミンC
- ハイドロキノン
- ルミキシル
- トレチノイン
代表的なものには上の4種類があります。
そしてこの塗り薬は、組み合わせて使う事で、効果がかなり高まってきます!
それぞれについて、さらに詳しく説明していきますね!
ビタミンC
ビタミンCがシミに効果があるのは、なんとなく知っている方も多いですよね。
ビタミンCの効果には↓のようなものがあります。
- メラニンを薄くする作用
- メラニンの合成を阻害する作用
- 抗酸化作用
- 毛穴を引き締める作用
- 皮脂分泌の抑制作用
- コラーゲンの生成を促す作用
これを読んだだけでも、さっそく使いたくなる内容ですよね♪
ただし、ビタミンCはただお肌に塗っただけでは効いてくれません。
「ビタミンC誘導体」または「APPS(アプレシエ)」のような形になっている必要があります。
ただのビタミンCは不安定で肌に浸透しにくいからなんですね。
レモンを顔に乗せても効果はありませんので注意です(笑)
私のお勧めは、ビタミンC誘導体やAPPSが入っている化粧水を使う事です!
美容皮膚科でも、シミでお悩みの患者さんにはお勧めしますよ!
しかし!!!
これだけではシミを「消す」とまでは行ってくれません。
プラスでこれからお話しするものを使う必要がありますのでしっかり読んでくださいね!!
ちなみに、市販の「ケシミンクリーム」というのは、
このビタミンC誘導体が含まれたものですね。
これだけでシミは消えません(涙)
ハイドロキノン
ハイドロキノンは、イチゴやブルーベリー、コーヒーなどにも含まれているもので、
皮膚を紫外線などによるダメージから守る作用を持っています。
古くから美白剤として使用されているお薬ですので、
知っている方も多いと思います。
シミのもとになるメラニンは、メラノサイトという細胞で作られているのですが
ハイドロキノンにはそのメラノサイトの活動を弱める働きがあります。
また、ハイドロキノンはメラニンを作るときに使われるチロシナーゼを抑え、
メラニンが作られないようにします。
難しい説明になっちゃいましたが、
- メラニンを作るメラノサイトの活動を弱める
- メラニンが作られるのを抑える
という効果があるということです!
ビタミンCと組み合わせて使うと、とても効果が高くなります。
使い方についてはこちらを参考にしてくださいね。
↓
シミを消す美白クリーム、ハイドロキノンとは?正しい使い方と効果について。
どこで手に入れればいいの?と言う方へ。
このハイドロキノンとビタミンC誘導体がしっかり入った基礎化粧品、
ドクターズコスメがこちらです。
使って効果がないわけがない、という内容になっていますのでかなりお勧め。
↓↓
ルミキシル
比較的新しい美白剤として出てきたのが、こちらのルミキシルです。
ルミキシルはメラニンを抑制してシミを作らせなくする作用のあるお薬です。
実は、ハイドロキノンよりも美白効果が高いことで知られています。
ハイドロキノンよりも効果が高いのにもかかわらず、
肌に優しくかぶれにくいというのも特徴です!
ただ、ハイドロキノンと比べるとちょっと高いんです・・・
早く効果を出してしまいたい、またはハイドロキノンにかぶれてしまう方には、
こちらのルミキシルのほうがおすすめですね。
詳しくはこちらを読んでくださいね!
↓↓
誰にも教えたくない!シミを消す「ルミキシル」とは?敏感肌にも◎
トレチノイン
トレチノインはビタミンAの一種で、
シミやしわなどを改善する働きがあります。
紫外線などにより、たくさん作られたメラニンが角質に溜まると「シミ」になります。
お肌の奥にあるコラーゲンなどが減って肌の弾力が失われると「しわ」ができやすくなります。
トレチノインは
- 肌のターンオーバーを促進し、メラニンの排出をうながします
- コラーゲンなどを作る細胞を元気にし、お肌の弾力を高めます
私もトレチノインを長年愛用していますが、
これほどまでに肌質を改善してくれるものはない!!!
と言いきれてしまうくらいすごいお薬です。
ビタミンC、ハイドロキノンやルミキシルと併用すると、
美白効果がかなり上がります。
塗り薬だけでシミを消してしまう事が可能になります。
ただし!!
トレチノインはお医者さんでしか買えません・・・
これだけ作用が強いお薬なので当たり前と言えば、当たり前なんですけどね。
赤くなり皮むけが起きるなどの副作用もありますし、
妊婦は使えません。
使ってみたい方は、美容皮膚科に行くともらえます。
まとめ
参考になりましたでしょうか?
シミを消すお薬があるなんてびっくりでしたか?
ここで紹介したものは、本当に効果があります。
ですが、すぐに効果が出るモノではありません。
根気強く3か月以上使い続けて、少しずつ効果が現れ始めるという感じのペースです。
もしも、シミでお悩みでしたら、
1日も早く使い始めて、
同年代の女性に差をつけちゃいましょう!!!
美肌こそが美魔女のカギですよ~!!
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