シミを消す美白クリーム、ハイドロキノンとは?正しい使い方と効果について。

シミを消す美白クリーム「ハイドロキノン」。
美白に興味がある方はきいたことがあるのではないでしょうか?
自宅でシミの治療ができたら最高ですよね!

 

今回の記事では、
その「ハイドロキノン」の実際の効果や使い方について、
詳しく説明していきますね!

 

ハイドロキノンって何?

ハイドロキノンは、イチゴ類、麦芽、コーヒー、紅茶など天然にも存在する成分です。
ハイドロキノンには、シミの原因であるメラニン色素を作らせなくする働きがあります。
米国では医薬品としてその美白効果が認められいて、
美白のお薬として多くの患者さんに使われています。

 

日本でも2%までは、一般化粧品にもハイドロキノン配合のものが売られています。
それ以上の濃度となると、ドクターに出してもらうことが必要になります。

 

ただ、なかなか2%のハイドロキノンで効果を出そうというのは難しいと思います。
皮膚科ではだいたい4~5%のハイドロキノンをお出ししますが、
それでも時間をかけて使っていただいて効果が出る感じです。

 

ハイドロキノンの正しい使い方は?

まず、使う範囲の確認からいきましょう。
使うのは、顔全体ではなく、シミや肝斑、色素沈着など、
茶色い色の部分のみです。

 

綿棒などで取り、あまりはみ出さないように塗ります。
すごく神経質になる必要はありませんが、
塗っている部分が美白されていくため、
はみ出て塗った部分も美白されて行ってしまうと、
シミと周りの肌のコントラストが変わらないため(周りの肌も一緒に白くなっていくので)
なかなか効果を感じにくくなってしまいます。

 

使うのは基本的に夜のみです。
日中は日に当たらない様に注意しましょう。

 

塗る順番は、スキンケアの一番最後です。
化粧水やクリームなど、すべてつけ終わった一番最後に付けます。
先にハイドロキノンを塗って化粧水やクリームを塗ると、
せっかくポイント的に使ったハイドロキノンを周りに伸ばしてしまうからです。

 

 

どれくらいで効果が出ますか?

頑張って3か月以上は使ってください!
長いと感じましたか?
実は、なかなか3か月以上というのが結構難しいんです。

 

だって、治療を始めたらすぐ効果ほしいじゃないですか。
それに、3か月って、
ちょうどめんどくさくなってくる頃なんです・・・

 

これは、たくさんの患者さんに接してきて、
ほんとうによく言われたり見たりすることです。

 

でも、ハイドロキノンは化粧品ではなく「お薬」です。
ちゃんと使っていれば、必ず効果が出てきますので、
頑張って3か月以上は続けましょうね!

 

注意すること。

ハイドロキノンは効果がしっかりあり、作用が強いお薬です。
たまに、どうしてもかぶれてしまう方が居ます。
かゆみや赤味が出てくるようでしたら、
一度中止して、処方してくれたドクターに相談しましょう。

 

もう一つ。
長期間使っているのに全く効果を感じない場合も、
処方してくれたドクターに相談しましょう。
もしかしたら、使い方が間違っているかもしれないし、
そもそもハイドロキノンが効かないものだということもあります。

 

正しく使えばしっかり効果が得られます。
レーザー治療の後、色素沈着が出る期間に使うのもおススメ。
また、ビタミンC誘導体やAPPSが入った化粧水、
トレチノインと組み合わせて使用するさらに効果が上がりますよ!

 

こちらの記事も参考にしてみてくださいね!
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