シミ取りQスイッチルビーレーザー、YAGレーザーの治療経過 PART2

前回の記事では、Qスイッチレーザーでシミを治療した場合の経過の中で、
照射からかさぶたが取れるまでについて書きました。

 

まだ読んでいない方は読んでみてくださいね。
シミ取りQスイッチルビーレーザー、YAGレーザーの治療経過 PART1

 

今回の記事では、前回の記事の続きを書いていきますね。

 

復習のためにもう一度経過を載せておきます。
レーザーの経過は、簡単に言うと下に書いたような流れになります。

レーザー照射

レーザー後の処置

1週間くらいテープと塗り薬、または貼りっぱなしのテープ

かさぶたが取れる(照射後1週間~2週間くらい)

色素沈着(ほとんどの場合なります)

シミ、さよなら!

 

では、重要な色素沈着の部分についてお話しますよ!

 

かさぶたが取れて1か月くらいすると、ほとんどの方が色素沈着になります。
これは私たち黄色人種の場合、どうしてもなりやすい肌質なんですね。
例えば、白人さんの場合は色素沈着になりません。

 

色素沈着とは、皮膚の炎症後に色が残った状態を言います。
Qスイッチレーザーを照射した部分は、簡単に言えば火傷した状態です。
その火傷の炎症が治り、色が残った状態になっているという事です。

 

 

この色素沈着を、またシミが出てきた、あるいはシミが取れなかったと言って
来院される患者さん、すごくたくさんいます。
レーザーを当ててくれたクリニックに戻っていけばいいのですが、
その状態で経験のないドクターのもとに行ってしまえば、
またレーザーを当てられてしまうかもしれません。

 

色素沈着が治る前にレーザーを当ててしまうと、
レーザー→色素沈着→レーザー→色素沈着
となってしまい、ずっと消えてくれませんので注意ですよ!!!

 

この時期に一番大切なのは、日焼けをしない事です。
日焼けには神経質になりましょう!!!

 

また、ビタミンCローション、ハイドロキノンなどを使用したおうちでのケアは、
色素沈着の期間を短くしてくれたりしますので、おススメです。
レーザーを当ててくれたドクターに相談してみてくださいね!

 

色素沈着の期間ですが、だいたい1~3か月目くらいが一番濃く、
そのあと徐々に薄くなり、顔だと半年くらい
体だと1年くらいかかります。

 

この色素沈着の時期をぬけると、いよいよ「シミが消えた」という事になります!!

 

レーザー照射自体は数秒で終わる、一見簡単な処置ですが、
その後のケアや知識が大切になりますので、
あなたもここに書いてあったことを忘れないようにしておいてくださいね!

 

 


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