【あらすじとネタバレ感想】車に犬で今度は家?「ジョン・ウィック:チャプター2」
2015年に日本公開された前作「ジョン・ウィック」。
全世界で大ヒットして「キアヌ・リーヴス復活!!」なんて言われていました。
あれから2年、その続編がもうすぐ日本公開です。
日本公開は2017年7月7日(七夕ですね!ほど遠い内容の映画ですが(笑))。
一足お先に新作「ジョン・ウィック:チャプター2」を見ましたので、
レビューしていこうと思います!!
まずは前作の復習をしときましょう!
こちらが前作の予告編ですね。
裏社会で伝説の男として有名だった殺し屋ジョン・ウィック。
愛する女性ヘレンとの出会いをきっかけに裏社会から足を洗うのでした。
しかし、ヘレンは病気でこの世を去ってしまいます。
悲しむジョンのもとに、生前のヘレンが贈った子犬が届きました。
次第に平穏を取り戻していくジョンでしたが、
ジョンの車を盗もうと家に突入してきたロシアンマフィアにその子犬が殺されてしまいます。
愛する妻の最後の贈り物だった子犬を殺され怒り狂うジョン。
再び裏社会に戻り、復習をしていくのでした。
ジョンの素晴らしいガンテクニックにカンフー要素の動きを取り込んだアクションで、
あっという間に時間が過ぎていくとっても爽快で見やすい素敵な作品でした。
まだ見ていない方、まずは前作を見てみてくださいね!
そして続編「ジョン・ウィック:チャプター2」あらすじ
たった8日で前作越えの大ヒットだったという続編の予告編です。
物語は前作の5日後からスタート。
車を取り戻して平穏な生活に戻ろうとしていたジョンのもとに、
かつて「血の約束」をしたイタリアンマフィア、サンティーノが姉を殺してほしいと依頼に来る。
依頼を断ったジョンは、サンティーノにバズーカーで家を焼き尽くされてしまう・・・
裏社会ではルールがすべて。
「血の約束」は絶対守らなければいけない。
結局ジョンはサンティーノの姉殺しの依頼を引き受けることとなるのでした。
そしてジョンはまた裏社会にもどり、賞金7億円をかけられ命を狙われることになります。
あらすじはこんな感じ。
日本のサイトのいろんなところに「家を焼かれたことのリベンジ」と書かれていますが、
実際は家を焼かれたリベンジではなく、裏社会のルールに従い仕事をしたところ、
あれやこれやあって命を狙われることになり、狙ってくる相手を次から次へとやっつけていく。
というストーリーです!
ネタバレあり見た感想
画像出典:http://www.imdb.com
まずは良かった点。
ほとんどがイタリアで繰り広げられ見た目に楽しかった。
それと、アメリカ映画はファイトシーンを細かく区切りすぎるので
なかなか臨場感がないものが多いですが、
この映画はファイトシーンが丸ごと楽しめる感じで、
中国のカンフー映画のようで見ていてとても楽しかったです。
以上がよかった点です(少ないですね(笑))。
そして悪かった点。
まず、映画が長すぎ。
2時間2分の映画なのですが、
だいたい1時間45分を超える映画は嫌な予感がしてきます(笑)
(特にアクション映画は!!)
というのも、いいシーンを絞り込むことができず、
だらだらとどうでもいいシーンを盛り込んであることが多く、
テンポも悪くなるし、飽きやすくなってきちゃうんですよね。
いい映画は、必要でいいシーンを絞りに絞って仕上がってるんです。
そしてなんといっても、見終わった後に思い出すシーンがない。
インパクトのある素敵なシーンがないんですよ!
2時間飽きずに見ることができましたし、
「まぁ、よかったのかな」っていう気持ちですが、
見終わった後にも思い出しちゃうような素敵なシーンはゼロでした(涙)
これには映画に入り込めなくなる決定的な失敗がこの映画に潜んでいるからだと思います。
まず、映画の中のルールを無視していること。
ジョンは裏社会の絶対的なルールに従って裏社会へと戻るわけですが、
周りの人たちルール無視しちゃってんじゃん!!
サンティーノは姉殺しを依頼してジョンは依頼を達成。
これで仕事成立なのに、
サンティーノは姉殺しの復讐だと言ってジョンを殺そうとします。
姉殺しなんて趣味悪いですが、ルールはルール。
仕事達成で血の約束も終了とならないと気持ち悪いです。
そしてその殺された姉の護衛をしていたカシアンもおかしいよね?
同じ裏社会の仕事をするカシアンもルールに従わないとおかしい!
ジョンとカシアンが初めて顔を合わせるシーンですが、
カシアン:ジョン、仕事か?
ジョン:ああ
カシアン:終わったのか?
ジョン:残念ながら終わったよ
こんなやり取りがあって、もちろん私は裏社会のルールで、
ジョンは仕事をこなしただけ、となると思ったのですが、
「彼女とは仲が良かった」とか言い出して
カシアンはジョンに復讐を始めてしまうんです。
カシアンとのバトルもだらだら長くって、
ジョンって伝説の殺し屋なんだったよね?とちょっと白けてしまいましたし。
とにかく、前作以上のファイトシーンを作らなければいけなかったというのはわかりますが、
映画の中で設定したルールを無視しちゃ面白くないよー。
そして何よりもこの映画をダメにしてしまったものがあります。
「無敵のスーツ」
これおかしいよねー!!!
この手のリアリスティックアクション映画は、
主人公がやられてしまうんではないかというスリルを味わいつつも、
それでも噂通りの凄腕テクニックで敵を次々倒していく!
というのを楽しむから入り込んでいけると思うんですね。
あのスーツのせいで、ジョン、平気で何回も打たれちゃってるじゃん!!
たくさんの敵に狙われつつも上手にやりこなすっていうのが見たかったんだよー!!
こんなわけで、ぜんぜん入り込めずに2時間が過ぎていったのでした。
私の評価 ★★★★★★ 6/10
同じ類のガンファイト映画でしたら、
断然「シューテム・アップ 」がおすすめ。
ユニークで楽しい上、飽きさせないアクション満載です。
とってもクレイジーですが(笑)
興味があったら見てみてください♪
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