肝斑を治したい人が絶対やってはいけないこと
肝斑が治らないとお悩みのあなた、
もしかして治らない原因を自分で作っていたりはしませんか?
日ごろ患者さんと接していてもよくあるのが、
実は治療にマイナス効果なことをやってしまっていたというもの。
今回の記事では、
肝斑治療中に絶対やってはいけないことを書いていこうと思います。
日焼け
当たり前のように聞こえてしまいますが、
これが治療の基本中の基本となるくらい大切なことです。
「日焼け止めはお使いでしょうか?」と聞くと、
ほとんどの患者さんがYESと答えます。
でも、肝斑治療中の日焼け止めを使うという意味は、
化粧下地に日焼け止めが入っているので・・・とか、
まだ日差しはそれほど強くなっていないのでSPFは30くらいです・・・とか、
家から出るときは必ず塗っています・・・とか、
そういう意味ではありません。
SPFは50、PAは+が3つ以上、
これを家にいてもいなくてもしっかり塗る、
夏でも冬でも、晴れでも雨でも必ず塗る、
そういう事を言っています。
これを聞けば、こんどはほとんどの患者さんの答えが、
NOになります。
つまり、十分な紫外線対策ができていないという事ですね。
まずは徹底的に紫外線対策をするように心がけましょう!
治療の経過が変わってきますよ!!
摩擦
こすらない、ということです。
摩擦に注意しなければいけないという事も、
わりと浸透しつつありますが、
やはり気を付け方が足りない場合がほとんどです。
クレンジングの時に化粧を落としたくてゴシゴシやっていないでしょうか?
優しく撫でるように落としましょうね!
コットンなどでふき取るタイプの化粧落としは、
どうしても擦ってしまいがちですのでお勧めしません。
洗顔もしっかり泡立てて、
泡でやさしく撫でるように洗ってあげましょう!
洗顔後のタオルドライもこすらないことに集中。
タオルでお顔を押さえるように水分を取るようにします。
患者さんにいつも通り洗顔してみてください。とお願いしてやってもらうと、
ほとんどの方がゴシゴシとこするように顔を洗い、
タオルドライの時にも顔をこするようにふき取っています。
肝斑は摩擦ですぐに悪化しますので、
毎回こすらないことに気を付けながら洗顔していきましょうね!
化粧水やクリーム、お化粧をするときもこすらないことに集中ですよ!!
治療を続けない
これ、実はものすごく多いんです。
1~2か月治療を頑張るけど、
どうも思ったような効果じゃないとなり勝手にやめてしまう。
そしてまた1年後くらいに治らなかったと来院する・・・
実際肝斑の治療というのは、
3か月以上続けたところから効果を感じ始める場合がほとんどです。
3か月というのはめんどうになってくる頃でもあります。
だからやめてしまいがちなんですが、
そこから先が効果を感じ始める期間です。
飲み薬も塗り薬も、
年単位で続けるくらいの気持ちで頑張りましょう。
数日や数週間で効果が出る肝斑の治療はありません。
根気よくですよ!
いかがでしたか?
自分に当てはまってることがあったでしょうか?
ただでさえ時間がかかる肝斑治療。
ここに書いたことを守っていくだけでも効果はぐんと変わってきますので、
参考にしてみて下さいね!!
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